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文書作成日:2017/11/07

パートの約7割が希望する今後の働き方はパート

 パートタイマーを活用されている企業は多いと思いますが、先日、厚生労働省よりパートタイマー(以下、パートという)の雇用実態を調べた「平成28年パートタイム労働者総合実態調査の概況」(以下、「実態調査」という)が公表されました。そこで、今回はこの内容をとり上げましょう。

1.現在の会社や仕事についての不満・不安
 今回の実態調査では、現在の会社や仕事についての不満・不安について調べており、「不満・不安がある」が50.1%と半分を占めています。そして、この不満・不安の内容(複数回答)の中で割合の高かったものをみてみると、以下のようになっています。

・業務量が多い 25.8%
・業務内容や仕事の責任は正社員と同じなのに正社員と比較して賃金が安い 21.8%
・通勤・退職手当等がない又は正社員と比較して安い 21.7%
・休暇がとりにくい 19.3%

 また、この調査は職種別でも集計しており、「販売の仕事」、「事務的な仕事」、「生産工程の仕事」において、不満・不安があると回答した割合が他の職種に比べて高くなっていました。そして不満・不安の内容(複数回答)で一番割合の高かったものをとり上げると以下のようになっています。

・販売の仕事
  業務量が多い 27.8%
・事務的な仕事
  業務内容や仕事の責任は正社員と同じなのに正社員と比較して賃金が安い 28.1%
・生産工程の仕事
  業務内容や仕事の責任は正社員と同じなのに正社員と比較して賃金が安い 33.9%

2.今後の希望する働き方
 パートが今後の希望する働き方をみてみると「パートで仕事を続けたい」が72.0%、「正社員になりたい」が18.9%となっています。また、「正社員になりたい」と「パートで仕事を続けたい」を希望している割合を年齢階層別にみると、20代では正社員になりたい割合が4割を超えており、年齢階級が高くなるほどパートを希望する割合が高くなる傾向となっています(下図参照)。

 現在、多くの企業で検討をしている無期転換、今後において対応が求められると予想される同一労働同一賃金に関して、この調査結果を参考にし、どのようにパートを活用していくのか、方向性を検討することが望まれます。

■参考リンク
厚生労働省「平成28年パートタイム労働者総合実態調査の概況」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keitai/16/index.html


※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。

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小林事務所 代表
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社会保険労務士 小林 明

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